ブレーキキャリパーのメンテナンス その2 |
前回のブログ のつづきです。 ↑ 仕上がったキャリパー本体 塗装後、ロゴ入れを行ってキャリパー本体が綺麗に仕上がりました。 色はメタリックオレンジです。 ↑ キャリパーピストン 片側 4ピストンなので左右合計 8つあります。 ダストブーツレスなキャリパーのため、経年劣化でピストン外周の壁面には汚れがかなり固着。 それを綺麗に磨き落として上の写真のような状態にしました。 ↑ 鏡面仕上げ 映り込むぐらいピカピカに。 ちなみにこのピストン、材質はステンレス製です。 ステンレスは熱伝達率が低いんですよ。 だから一般的な 鉄 + メッキ のピストンよりもブレーキフルードに熱が伝わりにくい。 ピストンへのこだわりは wilwood 社キャリパーの特長と言えます。 ↑ 別売オプション品のサーモロックピストン これは別売しているオプション品のピストン。 さらに熱対策が行われていて、25%も熱伝達を遅らせる事が可能。 キャリパーピストンのオプション品が有る事も驚きだけど、この徹底した性能追及にはマジ驚きです。 もちろん標準仕様のピストンも普通にリペア用が売られているので簡単に入手可能。 ↑ リペア用のシールキット シールキットを使ってピストンをキャリパー本体に組み付けます。 リペア用シールキットだけでなく、ブリーダープラグやホースジョイント類などの消耗品も普通に品番が公開されています。 このあたりは、さすが自動車 DIY 先進国のアメリカ製! おかげで日本国内に居てもわりと簡単に個人でも手に入ります。 これも他メーカーには無い、wilwood 社製の魅力のひとつでしょう。 スバル用だと BRZ、レヴォーグ、レガシィ、インプレッサ用などが国内向けで売られてるから気になる人は調べてみると良いかも。 |
カテゴリー 【 一般 】 [No.1497] (2024/02/17(土)07:12:09) |