勘違いしやすいパワー計測グラフの見方 その2 |
先日のブログ の続きです。 前回のおさらいとして。。。 まず、パワー計測グラフはアクセルをベタ踏みの全開状態で計測、って事をよく理解しましょう。 アクセル全開だからこそ、抜けの良い社外パーツでパワーもトルクも引き出せる。 つまり、抜けの良くなった吸排気には、ノーマル ECU や今まで通りの走らせ方では街乗りが辛いんです。 それはそうですよね。(^^ゞ ノーマル ECU は、フルノーマル状態でこそ真価を発揮するんですから。 決して社外のエアクリやマフラーに最適なワケがないんです。 なので、基本的には社外の吸排気パーツを付けたのならば、ECU はチューンしておくのが必須かと。 例えば社外パーツ類に合わせてバルタイがいじってあるだけでも結構変わります。 そもそも近年のガソリンエンジンは、可変バルタイの進化の恩恵が非常に大きい。 各回転毎にバルブ開閉タイミングを変化させる事で、吸気充填効率を最大限に引き出していますからね。 ただし、ノーマル ECU では吸排気パーツがフルノーマルである事が大前提。 当然、チューニングではこれを社外パーツ向けに最適化してあげるのが重要なんです。 次に、今までとは乗り方を変えるのがキモとなります。 燃費等を気にして回転を抑えて走ろうとすると、実は効率が悪くなってかえって燃費が悪くなる事も。 あえて今までより少し踏みこんで回転を上げ、パワーとトルクを引き出してやると良いでしょう。 上がったパワーを上手く使えば、その分、アクセルを閉じれる時間も増えて燃料消費も抑えられます。 実走行させながら、どう走らせれば良くなるのか憶えて行くのが肝要。 ちょっとした違いで、気持ちの良いパワーフィールと爽快な走りを得られます。 このあたりは フラッシュエディター特別仕様版 のユーザー様からも同様のご感想を多く頂いております。 あとは無暗に何でもかんでもパーツ交換したり、その逆に一部品だけしか交換しない、…と言うのはNGでしょう。 チューニングを行うならばトータルバランスを常に気を付けなければなりません。 チューニングバランスが悪ければ、それは性能ダウンを意味するからです。 まとめると、 ・ パワー計測グラフは、街乗りとは全く違う条件下で測られたモノと理解する ・ 社外の吸排気パーツには、それに見合った ECU チューニング + 走らせ方をする ・ 得たい性能と走りをしっかりと見据え、そのための部品選定を間違えない事 …が良いチューニングライフの秘訣ではないでしょうか。 |
カテゴリー 【 チューニング 】 [No.1559] (2024/11/11(月)15:41:13) |